現在、待機児童が多いという社会的背景があることから、保育士が注目されています。その保育のスペシャリストになるには、短大や専門学校で2年以上かけて専門的知識を身に付ける必要があります。2年という期間は短く、すぐに資格取得できるようなイメージを持たれるかもしれませんが、実際には多くのことを短期間で詰め込まなくてはならず、高いモチベーションが必要とされます。その保育士になるために専門学校で学ぶこととしては、児童の発達や栄養学、発達心理学等、幅広い分野のものがあります。
また、こうした専門知識に加え、音楽の授業もあります。具体的にはピアノの演奏ですが、保育の現場では意外とピアノやオルガンを弾く機会が多く、現場での即戦力となるためにほとんどの場合、保育士を養成する短大や専門学校ではピアノを弾く能力が求められます。また、保育士を養成する短大や専門学校では保育現場での実習も必須科目であり、実習先では失礼なく、かつ、意欲を持って臨まなくてはなりません。しかしながら、実習先で学べることは多く、教科書では学ぶことのできない保育現場の実際を学ぶこともできます。
勿論、気になること等があれば実習報告書や、直接的にでも質問することもできます。各短大や専門学校では実習や発達心理学といった特定のカリキュラムは共通して履修する必要がありますが、それ以外は各校の専門分野による違いもあるので、入学前にはその学校の特色を予め把握しておいた方が学校選びでも失敗することはなくなるはずです。